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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻5号

1980年05月発行

Modern Therapy 症候群の取扱いをめぐって

乳汁漏を主徴とする症候群

著者: 佐藤芳昭1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.375 - P.380

文献概要

 プロラクチン(Prolactin:以下PRLと略)が確実に存在するホルモンとして認識され,かつその分泌機序が解明されるに従って,乳汁漏(galactrr—hea)を主微とする疾患の背景にせまる内分泌学的な解析が,産婦人科のみならず,内科や脳外科学的にも注目をあびてきている。それとともにかつては生命への危険に直接結びつかない現象ということで,ともすれば軽視されがちであった"乳汁漏出症"もその陰には大きな疾患が隠れて存在する可能性を示す一つのalarm signであることが判明しつつあり,産婦人科医としても重要視しなければならない症候である。
 本稿ではこれらの乳汁漏を主徴とする症候群について概説的にのべ,かつそれらの治療法についても知られていることについてのべてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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