icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻6号

1980年06月発行

特集 リプロダクションと社会問題

低体重出生児・周産期死亡の原因と対策—社会医学的観点からみて

著者: 竹村喬1

所属機関: 1大阪大学医療技術短期大学

ページ範囲:P.461 - P.466

文献概要

 薬剤と奇形との関連性に代表されるごとく,妊婦をめぐる社会の関心は強く,些細なことでも社会の話題になり,マスコミを通じて社会問題になりやすい。低体重児の出生や周産期死亡についても例外ではなく,その原因が産科的要因によるものはさておき,社会医学的な要因は社会問題視されることがしばしばである。
 このような観点にたって私たちの周辺をみると,随所に低体重児出生や周産期死亡の原因が横たわっているように思われる。ここでは,著者が従来からすすめてきた早産の疫学的な調査を主な資料として,社会医学的な見地から低体重児出生と周産期死亡を考究し,同時にその防止策について私見を述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら