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Modern Therapy リプロダクション・エイジ--その発来と晩期をめぐって
リプロダクション・エイジへの道程としての機能分化
著者: 森宏之1 木川源則1
所属機関: 1大分医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.593 - P.599
文献購入ページに移動これに反して性機能系は,その作動は出生から相当のへだたりがある。しかし性機能系もヒトにおいては胎児期においてその最も基本的な機能の一部を獲得している。すなわち機能的・形態的性分化や,性中枢の作動の様式などはすでに出生前には一定程度は完成していると考えられている。それがいわば休止期を経過し思春期という他の諸器官が出生時に経過したような形態的・機能的な著しい変容をとげて性成熟期へと移行する。この機序には未解決な部分が多いが,ヒトでの変化を中心に性成熟期への過程を胎児期から概述してみたい。
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