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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻8号

1980年08月発行

文献概要

トピックス

双胎の胎児頭頂骨間距離測定の意義

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科学

ページ範囲:P.612 - P.612

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 妊娠中の胎児の大きさを知る手段として従来より子宮底長の長さを目安にする方法が多く用いられてきている。しかし,超音波Bスコープが臨床に用いられて以来,もっぱら児頭の両側頭頂骨間距離(biparietal diameter,BPD)を測り,一定の方程式より推定胎児重量を算出する方法が用いられてきている。
 一方,多胎妊娠は出生児の1%以下の頻度であるが,単胎妊娠に比較して早産未熟児の出生のために周産期死亡率が高く,全周産期死亡率の12%以上が多胎妊娠によるとされている1)。 したがって多胎妊娠例のBPDの発育パターンや多胎妊娠胎児相互間の体重の差異を知ることは児の予後と関連して興味ある点である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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