文献詳細
Modern Therapy リプロダクション・エイジ--その発来と晩期をめぐって
具体的治療のポイント
文献概要
Ⅰ.更年期障害とは
更年期障害について今日の国際的見解を述べると,1976年,フランスのLa Grande Motteで行なわれた第1回の更年期に関する国際会議では以下のような考えかたがとられている。
更年期とは,"生殖期から生殖不能期への移行期",そして"更年期は症候学的に問題(Sympto—matology)が多い期間であるが,そのような問題が起こった場合を更年期症候群(Climacteric syn—drome)といっては",としている。そしてその症状Symptoms (われわれは主訴chief complaintsと解釈したらと考えている)や愁訴complaints(われわれは自覚症と解釈したらと考えている)については, 1)卵巣機能の衰退(早発症状としては,ほてりhot flushcs,発汗,萎縮性腟炎,晩発症状としては,末梢臓器の代謝性変化と関連をもつ症状) 2)婦人の環境による社会文化的因子 3)婦人の性格構造に基づく心理学的因子 などがおたがいにからみあって起こり,症候学的にいろんな様相を呈するようになるとしている。
更年期障害について今日の国際的見解を述べると,1976年,フランスのLa Grande Motteで行なわれた第1回の更年期に関する国際会議では以下のような考えかたがとられている。
更年期とは,"生殖期から生殖不能期への移行期",そして"更年期は症候学的に問題(Sympto—matology)が多い期間であるが,そのような問題が起こった場合を更年期症候群(Climacteric syn—drome)といっては",としている。そしてその症状Symptoms (われわれは主訴chief complaintsと解釈したらと考えている)や愁訴complaints(われわれは自覚症と解釈したらと考えている)については, 1)卵巣機能の衰退(早発症状としては,ほてりhot flushcs,発汗,萎縮性腟炎,晩発症状としては,末梢臓器の代謝性変化と関連をもつ症状) 2)婦人の環境による社会文化的因子 3)婦人の性格構造に基づく心理学的因子 などがおたがいにからみあって起こり,症候学的にいろんな様相を呈するようになるとしている。
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