icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科34巻8号

1980年08月発行

文献概要

臨床メモ

HCG α Subunitによるchorio-carcinomaの再発予知

著者: 佐藤直樹1

所属機関: 1峯クリニック

ページ範囲:P.628 - P.628

文献購入ページに移動
 HCGはαおよびβの二つのsubunitから構成されており,個々の糖蛋白ホルモンの生物作用の特異性は,β—subunitに依存している。したがって,LHの干渉なしに特異的にHCGを測定できることから,血中HCGβsubunitは,絨毛性疾患の予後をmonitorするのに必要不可欠のものになっている。
 しかし,血中HCGβsubunitの推移および臨床所見から完全にre—missionしていると考えられる絨毛性疾患でも,その後再発する例が報告されている。このような再発をfollow up期間中から,なるべく早く予知することは実地臨床では大切なことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?