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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻1号

1981年01月発行

Modern Therapy リスク症例と手術

循環器障害と手術

著者: 関場香1 福井秀樹1

所属機関: 1岡山大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.33 - P.36

文献概要

 婦人科医が手術に際して遭遇する循環器障害の合併で,重篤なものは非常に少ないが,高血圧症,心筋梗塞,動脈硬化,心肥大などの異常を呈する手術症例には比較的よく出会うものである。婦人科疾患の治療の中で,最も大きな手術を必要とするのは子宮頸癌であるが,この場合は放射線という手術に代わる優れた治療法があり,高度の循環器障害を伴う症例では絶対的に放射線療法が選択されている。これらの実情から,循環器障害を有する例の手術として,その実施頻度が最も高いのは単純子宮全摘術と考えられ,その一症例を呈示して,循環器障害を合併した患者を手術するうえでの諸問題にふれてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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