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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻1号

1981年01月発行

臨床メモ

妊娠と無症候性腎感染

著者: 佐藤直樹1

所属機関: 1峯クリニック

ページ範囲:P.52 - P.52

文献概要

 女性は,解剖学的構造に,妊娠分娩産褥などの要因が加って尿路感染症を起こし易く,中でも膀胱炎はしばしばみられる。
 特に妊娠中は,生理的な妊娠子宮の増大や,いわゆるRight-ovarian—Vein-Syndromeなどで,膀胱より上部の尿路系の通過障害をおこし,上部尿路感染を起しやすく,中には再発・再燃をくりかえす例が多い。その結果,腎機能障害が悪化し,妊娠中毒症やIUGRに移行するものが多いと報告されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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