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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻10号

1981年10月発行

症例

子宮体部に発生した癌肉腫について

著者: 岩浅義彦1 辰村正人1 松井克明2

所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学教室 2琉球大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.751 - P.756

文献概要

 子宮内膜肉腫は,他の子宮肉腫と比較して発生頻度が非常に低く,かつ予後が著しく不良で極めて悪性な腫瘍であり,組織学的にはcarcinomatous elementとhomo—logousなsarcomatous elementとが混在する癌肉腫(carcinosarcoma)と,骨,軟骨,横紋筋などのhetero—logous elementを含む中胚葉性混合腫瘍(mixed meso—dermal tumor)とに大別することができる1)。本邦では報告が少ないが,最近当科で予後良好な経過をとった子宮癌肉腫を経験したので,これを報告するとともに内外の文献的考察もあわせて行なった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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