文献詳細
文献概要
Modern Therapy 母乳
母乳の生物学—免疫学的側面から
著者: 財満耕二1
所属機関: 1東京警察病院小児科
ページ範囲:P.785 - P.789
文献購入ページに移動 母乳栄養児の感染症罹患率や死亡率が低いことは古くから知られていたが,近年になって感染免疫学の急速な進歩を背景として,母乳の免疫学的意義が解明されてきた。
母乳には多くの非特異的および特異的免疫因子が含まれており,児の消化管からはほとんど吸収されないが,気道や腸管で主として局所免疫的に働き,感染やアレルギー感作を防御している。
母乳には多くの非特異的および特異的免疫因子が含まれており,児の消化管からはほとんど吸収されないが,気道や腸管で主として局所免疫的に働き,感染やアレルギー感作を防御している。
掲載誌情報