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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻11号

1981年11月発行

Modern Therapy 母乳

国際産婦人科連盟による母乳栄養奨励活動に関する勧告

著者: 天野完1

所属機関: 1北里大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.822 - P.823

文献概要

 国際産婦人科連盟は母乳が児にとって唯一のふさわしい栄養源であることを再確認する。すなわち,母乳の有する抗感染力はとりわけ乳児罹患率を減少させることになり,初期には抗体の経胎盤移行によって付与されていた児の抵抗力を維持するのに大切であり,心理的,精神的な面から母乳栄養は母児の健康にとって重要である。また規則的な完全母乳栄養は分娩後短期間はある程度,避妊にも役立つことになる。
 母乳栄養を奨励し,促進するためのあらゆる努力が必要であり,この点で産婦人科医は非常に重要な役割を担っていることをあらためて再確認するものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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