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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻12号

1981年12月発行

指標

妊卵着床機序に関する研究

著者: 富永敏朗1 岸本善文2 木下幹久2 加藤隆郎2 村松拡巳2 矢野樹理2 川口周利2

所属機関: 1福井医科大学産科婦人科学教室 2京都大学医学部婦人科学産科学教室

ページ範囲:P.853 - P.859

文献概要

 妊卵の着床はトロホブラストと子宮内膜細胞との間に一定の順序にしたがって起こる一連の現象である。このような連続的過程の研究は観察方法が難しく,ヒトの場合はもちろんのこと,汎用されている実験動物においても,着床の機序については不明の点が多い。
 筆者はヒトの着床機序の解明の手段として組織培養を導入することを思いつき,協同研究者らとともにトロホブラストおよび子宮内膜細胞の形態と機能並びに両細胞のinteractionの観察を試みてきた。とくに組織培養では両細胞のinteractionを動的かつ連続的にとらえることが可能であり,着床のモデル実験として有用であろうと考えたからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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