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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻12号

1981年12月発行

Modern Therapy Modern Therapyの反省

悪性腫瘍における免疫療法の問題点

著者: 金沢浩二1 竹内正七1

所属機関: 1新潟大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.876 - P.878

文献概要

 今日,ヒト癌の治療は,各科領域の特殊性や癌の種類などによって多少の差異はあるが,手術療法,照射療法,化学療法の三つに集約される。近時,癌診断技術の進歩とあいまって,それぞれの治療法にいろいろなideaによる改良が加えられ,その臨床trialも盛んになされ,これら治療法は徐々に進歩しつつあるように思われる。免疫療法とされているものは,これら治療法の限界に伴って登場してきたようにも受けとめられているが,むしろこれら治療法の発展過程において,その重要性が注目されてきたのであり,免疫療法のみが過大評価されてはならない。
 以下,教室における経験に基づいて,免疫療法の臨床的問題点に触れてみたいと考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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