icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻3号

1981年03月発行

原著

rT3から検討した妊娠,分娩,産褥期の婦人並びに胎児の甲状腺機能

著者: 沢原光信1

所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.215 - P.220

文献概要

 3,3',5’L—トリヨードサイロニン(reverse T3,rT3)のradioimmunoassayが可能となり,rT3の生理的ならびに病態生理的意義について,種々論ぜられている。T4のnonphenolic ringの5の位置のdeiodinationにより生ずるrT3は,生物学的活性をもたず急性,慢性の全身性疾患,飢餓,外科手術後などにおいては,高値を示すことが報告されている。
 しかしながら産科領域において,妊娠・分娩・産褥期における母体ならびに胎児のrT3がどのような変化を示すか,いまだ十分な研究がなされていないのが現状である。そこでわれわれは,妊娠・分娩・産褥期婦人ならびに臍帯血のrT3を測定し,その結果から甲状腺機能の検討を行なった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら