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文献概要
原著
ステロイド避妊薬長期服用者の血液生化学的所見—(その4)血清脂質について
著者: 塚田一郎1 木暮正彦1
所属機関: 1関東逓信病院産婦人科
ページ範囲:P.221 - P.225
文献購入ページに移動 当科では約15年前からステロイド避妊薬の臨床的研究を開始し,とくにその全身的副作用について追跡してきた。その中心をなす血液生化学的所見については,本誌第29巻および第30巻に,1)肝機能について,2)血清蛋白・コレステロール・糖について,3)血清電解質・カルシウム・燐・尿素窒素・尿酸についての3篇に分けて報告したが1〜3),今回は第4報として血清脂質(総コレステロール,トリグリセライド,リポ蛋白分画)の変化について報告する。
ステロイド避妊薬服用時の血清脂質の変化については,おびただしい数の外国文献があるが,日本人を対照とした国内文献としては林4)や飯塚ら5)が簡単に触れているだけのようである。また,外国文献でも2年以上の長期服用者についての報告はきわめて少ない。
ステロイド避妊薬服用時の血清脂質の変化については,おびただしい数の外国文献があるが,日本人を対照とした国内文献としては林4)や飯塚ら5)が簡単に触れているだけのようである。また,外国文献でも2年以上の長期服用者についての報告はきわめて少ない。
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