文献詳細
Modern Therapy 産婦人科と東洋医学・Ⅱ
妊娠中毒症と漢方療法
著者: 山本浩志1 江口勝人1 河野一郎1 関場香1 真鍋立夫2
所属機関: 1岡山大学医学部産婦人科教室 2四国鍼灸専門学校
ページ範囲:P.355 - P.359
文献概要
もう一つは一般の医師,すなわち東洋医学的教育を受けておらず,それを頭から信じることができない者にとっては,まずある漢方薬を特定の疾患に用い,その有効性や副作用を調べ,有効な場合はどのような症例になぜ効くのかを検討することである。これは漢方薬を新薬のように扱い「客観化」と「再現性」につとめるやり方である。しかしこの場合でも,できれば東洋医学的眼と思考をもって東西の医学の橋渡しをするつもりで使用することが望ましいと思われる。
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