icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻6号

1981年06月発行

Modern Therapy 産婦人科とPhysical Care

妊産婦体操

著者: 浅野一雄1

所属機関: 1厚生省関東信越地方医務局

ページ範囲:P.393 - P.397

文献概要

 妊産婦体操は,妊婦体操と産婦体操とにわけられる。妊婦体操は妊娠中に呼吸法や弛緩法とあわせて適当な体操(一種の運動療法)を行ない,安全で楽なお産を期待するものであり,産婦体操は,産褥期の復古をはやめ,積極的に産後の体力回復をはかろうとするものである。
 妊産婦は一般的に産科医師や助産婦の診療,保健指導などに対して従順であるが,反面,受身的な姿勢をとりがちでそれがひいては妊娠,分娩の経過に悪影響を及ぼす場合が多い。そこで,妊産婦がより積極的に妊娠,分娩に参加することにより母性意識の向上をはかり,楽しい妊娠生活,安全な分娩,美しくて健康な産後を期待するのが妊産婦体操の骨子である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら