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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻6号

1981年06月発行

症例

臍転移をきたした末期卵巣癌の1例

著者: 西川義雄1 松本清1 佐藤優1 下里直行1 土田容子1 稲垣明2

所属機関: 1県立奈良病院産婦人科 2県立奈良病院中央検査室(CT)

ページ範囲:P.457 - P.461

文献概要

 臍の悪性腫瘍は比較的少ないものである。原発性癌ではCullen (1916)1)あるいはHead (1926)2)の報告以降でも100例に満たないし,転移性癌にしても消化器系癌からの場合が多く,約300例ほど報告されているにすぎない。婦人科系からの場合はさらに少なく,とくに本邦では河野・徳川(1978)3),大和ら(1979)4)の報告をみるのみのようである。
 われわれは,卵巣癌Ⅲ期の患者の治療中に臍転移をきたした症例を経験したので,その臨床経過とともに文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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