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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻6号

1981年06月発行

臨床メモ

切迫流産の予後判定とβ—Glycoprotein

著者: 佐藤直樹1

所属機関: 1峯クリニック

ページ範囲:P.462 - P.462

文献概要

 新しいpregnancy-Specificホルモンであるβ—Glycoprotein (SP1)は,排卵後7日〜22日目にすでに母体血中に測定可能であることは,すでにJ.G.Grudzinskasらによって報告されている。SP1はtrophobla—stsで産生され,Half-lifeは約30〜40時間であるといわれている。その特徴は,他のprotein hormone,LH,FSH,PRL,HCG,GHなどとは交叉反応を示さないことである。
 RIA法で測定すると,Sensitivityは約8μg/lであり,妊娠初期に排卵後7日目からすでに50μg/l前後血中に存在し,以後漸次上昇し,36週頃から母体血中濃度はplateauに達する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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