icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻7号

1981年07月発行

Modern Therapy 卵巣の手術

悪性卵巣腫瘍の手術

著者: 寺島芳輝1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第1産婦人科学教室

ページ範囲:P.507 - P.512

文献概要

 悪性卵巣腫瘍の治療が手術をkey stoneとし,放射線,化学あるいは免疫療法による集学治療にあることはいうまでもない。しかしながら,本腫瘍の手術には現在付属器摘出術から広範全摘まで行なわれ,必ずしも術式が一定しているとは限らない。確かに,若年者で1側卵巣内に限局しておれば,まず付摘を行なうことは当然考えられ,これで治癒すれば問題ないが,再発例のあることも日常よく経験することである。また,逆に進行癌ではReduction Surgeryを行なわなければ,成績向上もあまり望めない。
 以上のように,本腫瘍の手術には今後解決されなければならない多くの問題点が残されているので,これら諸問題につき,紙面の許す限り述べてみたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら