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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻8号

1981年08月発行

Modern Therapy ウイルス感染症治療に必要な基礎知識

インターフェロンによるウイルス感染症の治療

著者: 鳥羽和憲1

所属機関: 1東京大学付属医科学研究所ウイルス研究部

ページ範囲:P.572 - P.577

文献概要

 インターフェロン(以下IFN)はウイルス感染などの刺激により細胞が作る糖タンパクで, ⅰ) DNA型,RNA型のほとんどすべてのウイルスの増殖を抑制し, ⅱ)ウイルスを直接不活化するのでなく,細胞に働きかけて,それを抗ウイルス状態にし, ⅲ)それを産生した細胞と同じ動物種由来の細胞で効果を最大に発揮する,といった特徴を持っている。ここではIFNについて簡単に紹介した後,そのウイルス感染症への応用の面について考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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