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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻8号

1981年08月発行

Modern Therapy ウイルス感染症治療に必要な基礎知識

性器ヘルペス症の治療

著者: 川名尚1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.579 - P.585

文献概要

 女性性器のウイルス疾患のうち最も頻繁に遭遇するのは性器ヘルペス症であろう。本疾患は最近増加の傾向にあるようで,筆者の教室では,淋病や初期梅毒よりも多くみられている。
 性器ヘルペス症は単純庖疹ウイルス(Herpes simplex Virus,HSV)の感染によって発症する。ウイルスの分離がややめんどうであるので,一般臨床検査室レベルではできず,本症の病態や診断についての解明が十分ではない。さらに,ウイルスに有効な薬剤が少しずつ開発されてはきたものの,まだ確立したものはないといってよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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