icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻8号

1981年08月発行

文献概要

Fetal Monitoring講座 基礎から臨床応用へ

Ⅹ.胎児脳波(Fetal Electroencephalography)

著者: 飯塚理八1 諸橋侃1 根本謙1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.587 - P.590

文献購入ページに移動
Ⅰ.胎児脳波記録の困難性
 脳波は,大脳皮質その他の脳の神経組織から導出される電気現象の連続記録であり,Anoxiaに対して最も敏感に反応するものは脳細胞であるから,分娩時胎児情報としての胎児脳波(Fetal Ele—ctroencephalography,以下FEEGと略す)の価値は十分に予想し得る。
 しかし,Lindsley (1942)の最初の報告以来,その記録が困難なため,著しい発展をみていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?