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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科35巻9号

1981年09月発行

Fetal Monitoring講座 基礎から臨床応用へ

XI.母体情報としての血清酵素—placental leucine aminopeptidase (P-LAP)を中心に

著者: 水谷栄彦1

所属機関: 1静岡県西部浜松医療センター

ページ範囲:P.661 - P.666

文献概要

 著者らは胎盤中の各種アミノペプチダーゼ類を検索し,妊娠血清中のアミノペプチダーゼ類との関係を明らかにしてきた。最近では胎盤にAmi—nopeptidase A,Dipeptidyl aminopeptidaseIVなどの存在を認め,それら酵素の精製を行ない,酵素学的性質を明らかにしつつある。本稿ではわれわれの検索しているアミノペプチダーゼ類の中でもとくに妊婦血清中に活性が高く,胎盤機能を最もよく反映していると思われるいわゆるplacental leucine aminopeptidase (以下P-LAPと略す)について,生理的意義ならびにその臨床応用について簡単に解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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