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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻1号

1982年01月発行

文献概要

臨床医のプライマリケア 産婦人科プライマリケア 座談会

産婦人科とプライマリ ケア

著者: 竹内正七1 東條伸平2 鈴木秋悦3 武田佳彦4 坂元正一5

所属機関: 1新潟大学医学部産婦人科学 2神戸大学医学部産婦人科学 3慶応義塾大学医学部産婦人科学 4高知医科大学産婦人科学 5東京大学医学部産婦人科学

ページ範囲:P.20 - P.29

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 司会(坂元) 今年,1年間産婦人科におけるプライマリ ケアを特集して行きますが,ここでプライマリケアとは一体何なのかということの概念の統一をしておく必要があると思います。
 いわゆるヘルスケアなのかメディカルケアなのか,なぜ今こんなにやかましくいわれるようになったのか一度歴史を振り返りながら考えてみる必要があると思うのですが,産婦人科というのは,特殊な科で,科そのものが実は専門の科です。したがって全体の病人を診る,いわゆる昔のGPから見れば,我々はむしろプライマリ ケアのスクリーニングを受けた者を,送られてくる側に立っているわけですが,最近の傾向として,このように独立した科の中でもプライマリ ケアが,やはり必要なのではないかという風潮が出てきました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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