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子宮頸部上皮内癌の悪性化防止のためのcondom使用
著者: 広井正彦1
所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.58 - P.58
文献購入ページに移動 子宮頸癌の発生要因は依然として不明であるが,処女には頸癌がいないとの事実より,性交によりある種のvirusや化学物質が作用して発癌すると考えられてきている1)。
もしこの考えが正しいとするなら,正常細胞が癌化する極めて初期には,悪性化に向かったりまた正常の細胞におきかわったりしながら,比較的長期間にわたりついに不可逆的変化をきたして癌化すると考えられる。もしこの発癌物質が精液やsmegmaなどにあるとすれば,機械的にコンドームなどのbarrierを用いると,上皮内癌などの発生予防に関与することになる。
もしこの考えが正しいとするなら,正常細胞が癌化する極めて初期には,悪性化に向かったりまた正常の細胞におきかわったりしながら,比較的長期間にわたりついに不可逆的変化をきたして癌化すると考えられる。もしこの発癌物質が精液やsmegmaなどにあるとすれば,機械的にコンドームなどのbarrierを用いると,上皮内癌などの発生予防に関与することになる。
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