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文献概要
近年,子宮頸癌の早期発見に伴い,子宮内膜癌や卵巣癌の早期発見のための検討のあり方が問題視されて来ている。
従来より未産婦や出産回数の少ない婦人ほど卵巣癌のリスクが増加するとの報告も多い1,2)。一方婦人の老化を防止するためや更年期障害の治療のために,抱合型エストロゲンが長期間用いられるようになり,このエストロゲン利用者に卵巣癌が多いとの報告も出るようになった3)。そこで最近用いられている経口避妊薬でもエストロゲンが含有されており,これらの経口避妊薬(ピル)利用者が増加して来ているためこれとの関係が興味をもたれているが,子宮内膜癌はピル利用者にはむしろ少く,ピル以外のエストロゲン利用者では増加するとの報告がすでにある4,5)。しかし,この合剤ピルと卵巣癌との相関は興味ある点である。
従来より未産婦や出産回数の少ない婦人ほど卵巣癌のリスクが増加するとの報告も多い1,2)。一方婦人の老化を防止するためや更年期障害の治療のために,抱合型エストロゲンが長期間用いられるようになり,このエストロゲン利用者に卵巣癌が多いとの報告も出るようになった3)。そこで最近用いられている経口避妊薬でもエストロゲンが含有されており,これらの経口避妊薬(ピル)利用者が増加して来ているためこれとの関係が興味をもたれているが,子宮内膜癌はピル利用者にはむしろ少く,ピル以外のエストロゲン利用者では増加するとの報告がすでにある4,5)。しかし,この合剤ピルと卵巣癌との相関は興味ある点である。
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