文献詳細
臨床医のプライマリ・ケア 産婦人科プライマリ・ケアの背景
環境因子—絨毛性腫瘍
著者: 原孝子1 広川清二1 西川良樹1 石塚隆夫1 後藤節子1 可世木成明1 友田豊1
所属機関: 1名古屋大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.763 - P.766
文献概要
名古屋大学産科婦人科学教室では,昭和37年より愛知県の絨毛性腫瘍の登録管理を行なうことにより,奇胎後の管理,破奇・絨癌の早期発見・早期治療を積極的に行ない,治療後の妊娠・分娩,奇胎娩出後の妊娠分娩についても一定期間を過ぎたら特に制限しないよう指導してきた。その結果,奇胎・破奇・絨癌の治療施行時に子宮全摘術を施行せざるを得なかった症例を除いて多くの症例に児を得ている。
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