文献詳細
臨床医のプライマリ・ケア 症候論の整理
文献概要
女性不妊の原因を症候論の立場から論ずるというのはかなりの困難を伴う命題である。不妊のため外来を訪れる患者の訴えはたいていの場合,「結婚して○年になりますが,子供に恵まれません」という内容で主訴は挙児希望ということである。勿論,排卵障害による女性不妊の場合,症候として無月経があり,また,子宮筋腫が原因で不育となっている場合に症候として過多月経や月経困難症のある場合もあるが,このような場合でも主訴は上記のように挙児希望である場合が多い。
以上のように,女性不妊を症候論の延長線上にとらえることはかなり困難であり,杜撰な議論になりかねないことをあらかじめ御理解頂いた上で,以下の論を進めたい。
以上のように,女性不妊を症候論の延長線上にとらえることはかなり困難であり,杜撰な議論になりかねないことをあらかじめ御理解頂いた上で,以下の論を進めたい。
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