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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻2号

1982年02月発行

症例

片側腟閉鎖を伴う交通性重複子宮の1例

著者: 津久井伸一1 藤井悳1

所属機関: 1大阪赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.123 - P.125

文献概要

 重複子宮は,子宮奇形のうちでもそれほどまれなものではないが,両側子宮腔間に交通のある交通性重複子宮は,1933年にCarrington and Blurlingtonにより初めて報告されて以来,まれな症候群である。この中でも,片側腟閉鎖を伴う交通性重複子宮はきわめてまれで,現在まで世界で数十例の報告しか見当らない。われわれは最近,片側腟閉鎖を伴う交通性重複子宮と思われる症例を経験したので,経過を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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