icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻2号

1982年02月発行

文献概要

トピックス

妊娠中のCampylobacter感染症

著者: 田部井徹1

所属機関: 1自衛隊中央病院,産婦人科

ページ範囲:P.144 - P.144

文献購入ページに移動
 妊娠初期の母体感染が流早産,胎児死亡あるいは先天異常児出生などの原因となることがある。たとえば,母体風疹が流早産や先天性風疹児の出生を起こすことはよく知られている。また妊婦が梅毒や急性伝染病に罹患すると流早産をきたしやすい。
 Campylobacterは,古くはVibrioといわれヒツジやウシなどの家畜生殖器に限って感染し,不妊あるいは流産の原因菌と考えられていた。Curtisらは,敗血流産後および重篤な産褥敗血症患者の子宮頸管からの分泌物中にVibrioを初めて証明した1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?