icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻3号

1982年03月発行

臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー

生殖腺の分化における性差

著者: 木川源則1

所属機関: 1大分医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.151 - P.154

文献概要

 男性と女性の間には,身体の形態や機能においていろいろな程度の差が認められ,一般に性差と呼ばれている。性差が生じた最大の理由は高等な動物では性による生殖(すなわち,それぞれの配偶子の合体を通して遺伝子の組換えを行なう生殖方式)が選択され,これにより種の遺伝的変異性を増し,進化に適応しようとしたからと考えられる。それゆえ,性差は生殖器官において著明に表現されており,胚発生の過程において発現される。
 ここでは生殖腺の分化にみられる性差について述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら