文献詳細
文献概要
臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー
生殖の機能不全
著者: 広井正彦1 川越慎之助1
所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.195 - P.201
文献購入ページに移動 近年の医学の長足な進歩により,従来まで確立されていなかった各種疾患の原因や治療法が判明してきているものが少なくない。しかし,このような努力にもかかわらず,今日なお原因不明ないし治療法の確立をみないものもあり,いまだ秘密のベールに包まれた状態のものもある。
こと「生殖」に関する領域についてみても,ミクロのレベルでははっきりしているものの,今日用いられている臨床検査やホルモン測定などでは判然とせず,その治療法でも容易に解決しないものもかなりの数がある。このような時に心理的あるいは精神的な要因によるいわゆる機能不全として片づけやすい傾向がある。
こと「生殖」に関する領域についてみても,ミクロのレベルでははっきりしているものの,今日用いられている臨床検査やホルモン測定などでは判然とせず,その治療法でも容易に解決しないものもかなりの数がある。このような時に心理的あるいは精神的な要因によるいわゆる機能不全として片づけやすい傾向がある。
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