文献詳細
臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー
文献概要
かつて女性は学校教育を終えると,ほとんど運動に親しむ機会も,見る機会もなく,ましてスポーツ競技に参加するのは,特定のほんの一握りの女性であった。しかし東京オリンピックを境に,家庭婦人の運動参加が目立ちはじめ,水泳教室,テニスクラブ,体操教室,ママさんバレー,ジャズダンス教室などの会員数は,年々増加している。さらに健康マラソンから出発した女性のランニングも,1971年にボストンマラソンに正式参加が認められて以来,年々さかんになり,日本においても東京女子国際マラソン大会開催へと発展した。1981年の東京女子国際マラソン上位入賞者の中には,30歳を過ぎてから走り始めた方もいる。その反面,体操や水泳などの競技では,選手の年齢は急速に若年化して,中学生でオリンピックに入賞する者もある。
女性のスポーツ人口が急増したのに伴って,その年齢層も著しく広がり,小学生から中高年にいたる女性のスポーツ活動が見られる。
女性のスポーツ人口が急増したのに伴って,その年齢層も著しく広がり,小学生から中高年にいたる女性のスポーツ活動が見られる。
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