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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻3号

1982年03月発行

臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー

スポーツと月経・妊娠・分娩

著者: 山川純1

所属機関: 1日本女子体育大学体育学部体育学科

ページ範囲:P.203 - P.208

文献概要

 かつて女性は学校教育を終えると,ほとんど運動に親しむ機会も,見る機会もなく,ましてスポーツ競技に参加するのは,特定のほんの一握りの女性であった。しかし東京オリンピックを境に,家庭婦人の運動参加が目立ちはじめ,水泳教室,テニスクラブ,体操教室,ママさんバレー,ジャズダンス教室などの会員数は,年々増加している。さらに健康マラソンから出発した女性のランニングも,1971年にボストンマラソンに正式参加が認められて以来,年々さかんになり,日本においても東京女子国際マラソン大会開催へと発展した。1981年の東京女子国際マラソン上位入賞者の中には,30歳を過ぎてから走り始めた方もいる。その反面,体操や水泳などの競技では,選手の年齢は急速に若年化して,中学生でオリンピックに入賞する者もある。
 女性のスポーツ人口が急増したのに伴って,その年齢層も著しく広がり,小学生から中高年にいたる女性のスポーツ活動が見られる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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