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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻4号

1982年04月発行

文献概要

原著

出生体重・胎盤重量と臍帯静脈血中adrenocorticotropic hormone (ACTH),β—lipotropin (β—LPH)およびβ—endorphin (β—EP)値との相関

著者: 古橋信晃1 高橋徹1 深谷孝夫1 河野秀昭1 新川尹1 立花義史1 鈴木雅洲1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.323 - P.326

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 分娩時のストレスに反応して,臍帯血漿中のadreno—corticotropic hormone (ACTH)値が高値を示すことについては,以前より多くの報告1〜4)があった。一方,最近の神経内分泌学などの著しい進歩とともに,脳—ペプチド(ACTH関連ペプチド,脳—腸管ペプチド)であるβ—lipotropin (β—LPH)およびβ—endorphin(β—EP)の産科領域での動態が検討されはじめた。最近,臍帯血中β—LPHおよびβ—EPもACTHと同様に,分娩時には著しい高値を示すことが報告5〜7)されている。
 今回,われわれは,分娩時臍帯静脈血中ACTH,β—LPHおよびβ—EP値をおのおの感度の高いradio—immunoassay (RIA)で測定し,今回は特にこれら三つのホルモン値と出生体重・胎盤重量との相関関係について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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