文献詳細
臨床医のプライマリ・ケア 婦人科疾患と新しい診療術
文献概要
何年か前のことだが,地方へ行ってしまうと更年期障害の患者が病院を訪れることは,よほどのことがない限りほとんどなかった。なぜならば,更年期障害などは病気と考える者はいなかったからである。あたかも,多少のことは妊娠にはつきものとして考えられ妊娠中毒症のうちかなりのものが見過されていたのと全く同じように,その時々の環境の変化に,強く影響されるところが大きかったのである。
更年期障害とは,そんな色彩を色濃く持っている疾患のように考えられるのである。いずれにしても,年寄りの生甲斐を求めて,いろいろなことがいわれているとき,更年期障害の比重はいやが上にも高まりつつあるように思われる。
更年期障害とは,そんな色彩を色濃く持っている疾患のように考えられるのである。いずれにしても,年寄りの生甲斐を求めて,いろいろなことがいわれているとき,更年期障害の比重はいやが上にも高まりつつあるように思われる。
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