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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻9号

1982年09月発行

臨床医のプライマリ・ケア 産科診療における偶発合併症対策

妊娠継続の判断基準と継続後の具体的ケア—糖尿病合併妊娠の場合

著者: 浜田悌二1 松元敏博1

所属機関: 1久留米大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.684 - P.686

文献概要

 糖尿病をもつ婦人の妊娠では,その周産期の児予後は未だ正常婦人のそれに及ばない。それだけではなく,血管合併症を有する婦人の場合,妊娠によるその増悪の結果,胎児予後のみでなく,母体の長期予後を悪化させることがあり,妊娠そのものに慎重な配慮を要することがある。従って,糖尿病婦人の妊娠に際しては母児双方の立場から妊娠継続の限界を検討しつつ妊娠の維持をはからなければならない。今回は,各種の妊娠継続に影響を与える因子のうち,妊娠によって影響される母体側因子について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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