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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科36巻9号

1982年09月発行

文献概要

臨床医のプライマリ・ケア 産科診療における偶発合併症対策

児に影響を及ぼす感染症—HBウイルス感染母体への対策

著者: 能登裕志1 川島吉良1 寺島綾子2 豊川秀治2 松下寛2 竹廣晃3 西田光宏3 賀古真4 金井弘一4

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科教室 2浜松医科大学公衆衛生学教室 3浜松医科大学小児科教室 4浜松医科大学内科学教室

ページ範囲:P.691 - P.694

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 近年B型肝炎ウイルス(HBV)の研究が進み,その感染形式も明らかになってきた1,2)。産婦人科臨床に携る医師の知識も進み,現在殆んどの妊婦が,HBs抗原のチェックをうけていると思われる。それに伴い,HBs抗原陽性妊婦に遭遇する機会が増えたので,その対策について述べたい。また,われわれが地域の産婦人科医会と協力して実施している,HBs抗原陽性妊婦の登録管理も紹介したい。HBs抗原が陽性の場合,後述するHBe抗原の有無により,対応が違ってくるが,1)妊婦自身の管理,2) medical staff及び他の患者への感染予防,3)新生児への感染予防の3点について考慮すればよいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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