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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻1号

1983年01月発行

トピックス

女子の大学生には稀発月経や無月経が多い

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.32 - P.32

文献概要

 高齢化社会の出現と共に高学歴化社会にも突入し,今日のわが国ではほぼ95%の男女が高校に進学し,その約1/3が大学・短大などの高等教育を受けている。このような高学歴化は今まで人類が経験したことのないものであり,これらが婦人の月経などを中心とした卵巣機能にどのような影響を与えるか,大変興味のある問題である。
 とくに大学・短大生では,自分の住んでいた家を離れ,両親から離れて生活する場合も多く,また,学校での試験など精神的なストレスや,さらにこの年代では太りたくなかったり,食事の不規則などで体重を極端にやせることもあり,無月経や月経不順など月経機能障害が他の人々より多いと考えられる。そこでBachmannら1)は,17歳から23歳までの女子大学生(平均19.18歳)1420名に質問書を渡し,回答をえた991例(70%)につき分析した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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