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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻2号

1983年02月発行

原著

Arrhenoblastoma—とくに電顕的所見を中心としたHistogenesis

著者: 野澤志朗1 塚崎克己1 新井宏治1 ウイジャヤツオクロ1 太田博明1 栗原操寿1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.149 - P.157

文献概要

 男性化腫瘍arrhenoblastomaは,腫瘍細胞の産生するtestosteroneのために成熟婦人に奇異な男性化徴候をもたらす卵巣腫瘍であり,日産婦卵巣腫瘍委員会報告では,充実性腫瘍2406例中1例であり,きわめて稀な腫瘍とされている。
 1905年Pick1)により,本腫瘍がはじめて報告されて以来,現在まで240例を越える症例が報告されている。従来arrhenoblastomaは,Meyer2)により組織学的に以下の三型に分類されていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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