icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻3号

1983年03月発行

産婦人科医療--明日への展開 生殖内分泌学の進歩

クリニカル・トピックス

第2度無月経にどう対処するか

著者: 岡村均1 高橋晃1 堀江克行1

所属機関: 1京都大学医学部婦人科学産科学教室

ページ範囲:P.215 - P.216

文献概要

 無月経は卵巣からのestrogen分泌の多少により第1度無月経と第2度無月経に大別され,通常この鑑別にはprogesterone testが用いられる。progesterone testで消退性出血のない場合はほとんど第2度無月経と診断されるが,時に子宮性無月経もここに含まれてくるため,必ずestrogen-progesterone testを行って,これらを鑑別しておくことが必要である。
 第2度無月経における排卵誘発は,clomipheneあるいはcyclofenil等の内剤がほとんど無効であるため,第1度無月経,無排卵性周期症に比して困難である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら