文献詳細
文献概要
産婦人科医療--明日への展開 生殖内分泌学の進歩 クリニカル・トピックス
排卵誘発剤としてのGn-RHの使い方—そのコツ
著者: 荒木重雄1 玉田太朗1
所属機関: 1自治医科大学産科婦人科学教室
ページ範囲:P.221 - P.222
文献購入ページに移動Gn-RHが1971年に合成されて以来,これを排卵誘発に利用しようという多数の試みがなされたが1),その結果は期待に反し極めて不満足なものであった。その第一の理由はGn-RHあるいはその誘導体を普通の筋注,静注または点滴静注により投与しても,卵胞発育に好ましいゴナドトロピン分泌—例えば持続性FSH分泌—が得られないからである。
掲載誌情報