文献詳細
原著
超音波断層法で卵胞発育をモニターしたhMG-hCG療法後の妊娠例の検討
著者: 河合康夫1 木下勝之1 佐藤和雄1 岡井崇1 上妻志郎1 椋棒正昌1 馬場一憲1 坂元正一1
所属機関: 1東京大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.227 - P.233
文献概要
近年,超音波断層法による診断技術の進歩は目覚しく,Kratochwil et al.19)が初めて超音波断層法で卵巣及び卵胞が描写可能なことを報告し,Hackeöer et al.17)が詳細な卵胞発育過程を報告した。わが国では佐藤8)が初めて報告し,その後の研究により卵胞発育の観察と排卵の確認が可能であることがわかり,不妊症治療の有力な手段になりつつある2,3,5,9)。
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