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女性性器とくに腟内には各種の細菌やカビなどの植物群が繁殖することが知られているが,これらが生理的な条件下でどのような生態学的な変化を起こしているかは必ずしも判明していない。このことが判明していれば,婦人の手術時期の選定に際し,最も腟内植物群の少ない時期に手術を行うことにより,術後の感染やこれにともなう罹病率を減少させることができると考えられる。
そこでMehta1)はホルモンの周期的変動に伴う腟内植物群の変動を検討した。腟炎や骨盤内病変のない89例の婦人を対象とした。18〜41歳,平均27.54歳で月経の順調な婦人54例について,高度に滅菌された綿球で細菌検査および腟壁のスメアを月経周期6,10,14,18,22日目に施行した。30〜45歳,平均36.74歳の月経不順の婦人22例と,35〜53歳,平均42.05歳の更年期婦人13例を,月経周期順調例と同様に4日おきに5回,細菌検査およびスメアテストを施行した。全例ともスメアを採取した最終日に子宮内膜の組織診を行った。
そこでMehta1)はホルモンの周期的変動に伴う腟内植物群の変動を検討した。腟炎や骨盤内病変のない89例の婦人を対象とした。18〜41歳,平均27.54歳で月経の順調な婦人54例について,高度に滅菌された綿球で細菌検査および腟壁のスメアを月経周期6,10,14,18,22日目に施行した。30〜45歳,平均36.74歳の月経不順の婦人22例と,35〜53歳,平均42.05歳の更年期婦人13例を,月経周期順調例と同様に4日おきに5回,細菌検査およびスメアテストを施行した。全例ともスメアを採取した最終日に子宮内膜の組織診を行った。
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