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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻4号

1983年04月発行

原著

2,3の顔面奇形の産科的考察

著者: 木村好秀1 安部正雄2

所属機関: 1埼玉医科大学産科婦人科学教室 2愛育病院産婦人科

ページ範囲:P.289 - P.295

文献概要

 顔は身体各部のなかで最も目立つ部分であり,その奇形は解剖的・機能的に変形や障害を与えるばかりでなく,心理的,社会的にも大きな問題を持っている。
 顔面の奇形のなかでも口唇裂,口蓋裂,巨口症をはじめ副耳,耳介変形などはしばしば経験されるが,さらに幾つかの奇形や症状を伴ったPierre Robin症候群,Treacher Collins症候群などもよく知られている。近年また,巨口症・小顎症・副耳などを伴ったものは,発生学的に鰓弓組織に由来する先天異常との考えから第1鰓弓症候群と呼ばれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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