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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻4号

1983年04月発行

文献概要

原著

Natural Killer (NK)細胞の活性と性差

著者: 古川和美1 岡村州博1 中岫正明1 山田和徳1 古橋信晃1 鈴木雅洲1

所属機関: 1東北大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.297 - P.298

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 最近,生体防御機構の1つとしてNatural killer (NK)細胞が注目されている。ヒトNK細胞は感作を必要とせずにある種の腫瘍やcell lineをtargetとして,これらをlyseさせる作用を持っているなど,多くの報告がみられるが,大別して以下の3つに分けられる。1) he—matopoietic regulation1),2)ウイルスに対する抵抗性2),3)腫瘍の自然発生への監視機構3)である。このNK活性は種々の因子,例えば,年齢,性,HLA typeなどにより変動するといわれている。性の違いによるNKの変動は男性の方が活性が高いという報告が多いが,変化ないという報告もあり一定しない。今回,我々はこの性差を調べ,かつ女性における性周期における差についても若干検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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