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産婦人科医療--明日への展開 Pre-Pregnancyの諸問題
遺伝的要因の取り扱い
著者: 佐藤孝道1 森田良子1 香山文美1
所属機関: 1東京大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.328 - P.335
文献購入ページに移動ある遺伝性疾患患者がいた時,それに関係する可能性のあるのは直接の家族(親,兄弟)だけではなく,他の近親者が関係することもある。また,身内に先天異常患者がいなくとも,近親婚や高齢出産と先天異常の関係を心配する人も少なくない。このことと,3〜5%という遺伝的要因が重要な役割を果たす疾患の頻度を考慮すると,妊婦の少なくとも10%ぐらいは遺伝的要因に関心をもち,あるいは先天異常について具体的な心配をいだいていると考えても過大評価ではない。
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