文献詳細
産婦人科医療--明日への展開 Pre-Pregnancyの諸問題
文献概要
わが国においてインスリンを自由に使用できるようになった昭和20年代の後半から糖尿病婦人の妊娠について数多くの経験がつまれているのであるが,最近になって,糖尿病婦人の妊娠対策は,いくつかの点で変化をみせはじめている。
その第1は,インスリン依存型糖尿病(=タイプⅠ糖尿病)患著における妊娠という問題で,わが国では,ほとんど経験されなかったことがらが増し始めたことである。わが国で従来経験されていたものは,インスリン使用中のインスリン非依存型糖尿病(=タイプⅡ糖尿病)者の妊娠であった。なお,このタイプⅠ糖尿病とタイプⅡ糖尿病との区別は,必ずしも容易ではないことがある。
その第1は,インスリン依存型糖尿病(=タイプⅠ糖尿病)患著における妊娠という問題で,わが国では,ほとんど経験されなかったことがらが増し始めたことである。わが国で従来経験されていたものは,インスリン使用中のインスリン非依存型糖尿病(=タイプⅡ糖尿病)者の妊娠であった。なお,このタイプⅠ糖尿病とタイプⅡ糖尿病との区別は,必ずしも容易ではないことがある。
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