icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻5号

1983年05月発行

産婦人科医療--明日への展開 Pre-Pregnancyの諸問題

合併症婦人の妊娠対策—腎疾患

著者: 猿田享男1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部内科学教室

ページ範囲:P.342 - P.343

文献概要

 諸種腎疾患を有する患者が妊娠した場合には,健常者の場合に比し妊娠中毒症を発症しやすく,早産,死産の頻度が高いばかりでなく,母体が危険にさらされることも少なくない。それゆえ,前もって腎疾患を有することが明らかな場合には,いかなる腎疾患を有し,腎機能障害や血圧がどの程度であるのか,さらにその腎疾患が数年のうちに完治する可能性があるのか否か,等を検討した上で,妊娠の可否を決定する。その際,患者の年齢,既に子供を有するか否か,また既往歴や家族歴も重要な指標となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら