icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻5号

1983年05月発行

症例

Heparin療法が奏効した反復重症妊娠中毒症の1症例

著者: 竹田省1 石川真木1 馬場一憲1 岩間洋一1 河合康夫1 滝沢憲1 桑原慶紀1 水野正彦1 坂元正一1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.373 - P.377

文献概要

 妊娠中毒症の成因や病態は多方面から検討されているが,いまだ明らかにされていない。近年,妊娠中毒症を凝固—線溶系の面からchronic DICとしてとらえ注目されるようになってきた。今回われわれは,前2回重症妊娠中毒症の既往をもつ妊婦に対して,妊娠25週より連続77日間heparin療法を施行し,妊娠中毒症発症予防に効果のあった1症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら